こんにちは。
お金に関する知識がゼロであるにも関わらず、FP2級とAFP資格の同時取得を目指すことにしたモモです。
資格を取得を目指すにあたり、「そもそもファイナンシャルプランナーって何だろう?」と疑問に思い、いろいろと調べました。
そこで、今回は私のような知識ゼロの方に向けて
- そもそもFP(ファイナンシャルプランナー)とは?
- FP資格にはどんなものがあるのか?
といった疑問にできるだけわかりやすくお答えできればと思います。
《目次》
1.そもそもFPって何?
「FP」とか「ファイナンシャルプランナー」という言葉は聞いたことがありました。しかし、私にとってFPとは「何かお金のスペシャリスト???みたいな感じ???」というイメージで止まっていました。
調べてみると、FPには「ファイナンシャルプランナー」という意味だけではなく、「ファイナンシャルプランニング」という意味もありました。ファイナンス(Finance)をプランする人や、ファイナンスに関する計画そのものを示す言葉なんですね。
1-1.ファイナンスって何?
じゃあ、ファイナンスって何だろう?という話になるのですが、ファイナンス(Finance)を辞書で引くと、「金融・財務・財政」という意味が出てきます。
ですが、これだといまいちピンときませんね。
なので、単純に、こう理解しましょう。
- 国のファイナンス=国家財政
- 法人(企業)のファイナンス=企業財務
- 個人(家族)のファイナンス=家計
この中で”FP”が対象とするのは、基本的には個人(家族)のファイナンスです。
1-2.ファイナンスをプランするとは?
FPが対象とする「ファイナンス」とは、国家や企業レベルの話ではなく、個人レベルのお金のやりとりであることがわかりました。
それでは、個人のファイナンスをプランする(ファイナンシャルプランニング)とはどういうことでしょう?
ファイナンス状況を分析し、個人(家族)が満足できる生涯設計を実現させるためのプランを立案・実行し、見直しをすること。
実際に、家族の家計を考えてみましょう。
まず、働き手による収入があり、日々生活する中での支出があります。
大きな買い物をする際は、資金調達として住宅ローン・自動車ローン・教育ローンをはじめとする各種ローンを活用したり、クレジットカードを使用したりするかもしれません。
資産運用としては、預貯金のほかに金融商品(株・国債など)による運用や不動産投資による運用という選択もあるでしょう。
また、所得税・住民税といった税金関係や、公的年金・公的医療保障・公的介護保障など、社会保険料関係の負担もあります。
20年後、30年後の日本はどうなっているのでしょう。もしもに備えて、保険や個人年金に入ったり……。
ライフイベントとしても、進学、結婚・出産や退職などいろいろありますし、そもそも家族の人数によっても、計画は変わってきます。
最近は生き方・働き方もどんどん多様化しています。
…
……
………
私はすでにこの段階で頭が痛くなってきました。
個人レベルとは言っても、あなどれません。ファイナンシャルプランニングは、幅広い知識を必要とする大変な仕事だということがわかりますね。
1-3.ライフデザインとライフプラン
ここで、『ライフデザイン』という言葉をご紹介しておきたいと思います。
➡個人の人生に対する価値観が反映されている
もともと人の価値観は千差万別ですが、近年はさらに、どう生きるかという選択肢が多種多様になってきています。
家族構成で考えれば、独身か、子どもはいるか(何人か)、親との同居はどうか、共働きか……といった違いが挙げられますし、就業形態で言えば、会社員・自営業、派遣・契約、転職するかどうか……などなど。
こうした個人の生き方を方向づけるものを『ライフデザイン』と呼びます。『ライフスタイル』とも呼ばれています。
これに対して、『ライフプラン』はライフデザインに基づいて立てられた生涯設計です。
広い意味では、下記の通り幅広い意味を持っています。
➡仕事に関するキャリアプランや家族に関するファミリープラン、健康管理のプラン、生きがいに関する活動プラン、お金に関するファイナンシャルプランなど。
この広義でのライフプランに対して、FPで言うところのライフプランはより具体的に数値化された計画です。
ファイナンシャルプランニングとは個人の生き方を具体的な数値に落とし込んで表現したものなのです。
1-4.ファイナンシャルプランナーはファイナンシャルプランニングの専門家
ようやくファイナンシャルプランナーについてご説明できます。
➡個人のライフデザインに基づくライフプランに沿って、総合的で具体的な計画を立て、実行・見直しをサポートする。
なので、ファイナンシャルプランナーが取り扱う分野は広範囲です。
家計の節約方法や税金、保険・資産運用、不動産や住宅ローン、教育・老後・相続まで……。
ファイナンシャルプランナーの資格としても、主に下記の6分野を扱っています。
- ライフプランニング
- タックス(税)プランニング
- 金融資産運用
- 不動産
- リスク管理(保険)
- 相続・事業承継
だんだん気が遠くなってきましたが、「個人の人生をよりよくするための支援」と考えると、これくらいの知識が必要というのも頷けますね。
2.FP資格にはどんなものがあるの?
FPは何ぞや?ということを明らかにした上で、FP資格について調べてみると、FP技能士とかAFP・CFP®とか出てきて混乱しましたが、簡単に整理してお伝えできればと思います。
2-1.国家資格(FP技能士)と民間資格(AFP・CFP®)
FPに関する資格には大きく分けて2つの種類があります。
ひとつは国家資格である「FP技能士」、もうひとつは民間資格である「AFP・CFP®」です。
日本FP協会のHPにわかりやすい図解がありました。
https://www.jafp.or.jp/aim/fpshikaku/kind/
それぞれの特徴と受験資格をまとめると下記の通りです。
●FPとして働く上で身につける、または必要とされる技能の習得レベルを評価する国家検定制度。学科試験と実施試験で行われる。3級、2級、1級の3段階のレベルがあり、一度合格すれば、有効期限はなく更新の必要はなし。
専門家として必要な知識を持ち、顧客に対して適切なアドバイスを提供できるFPに与えられる資格。日本FP協会が独自に認定しており、AFP資格を取得することで、CFP®資格審査試験の受験資格が得られる。難易度としては2級FP技能士とほぼ同等の水準。
●CFP®(Certified Financial Planner)=世界で信頼されるプロフェッショナル資格
世界共通水準の資格で、高度な知識とスキルを持ち、専門家としての確固たる倫理と経験を備えたFPに与えられる資格。ライセンス契約の下で、日本では日本FP協会が認定している。難易度としては1級FP技能士とほぼ同等の水準。
※AFP・CFP®資格には有効期限があり、資格を更新するためには、資格認定後に定められる継続教育期間中に、必要な単位を取得する必要がある。
2-2.どのFP資格を取る?
FP資格には大きく分けて2種類の資格があることがわかりました。
次に気になるのが、どの資格を目指すべきか?ということです。
目的によって、どの資格にするべきかは変わってきますよね。
- イチからFPを勉強する人
- 実生活にFPの知識を活かしてみたい人
- 何か資格を取ってみたい人
【FP技能士 2級】
- 仕事に活かせる資格が欲しい人
- 履歴書に自信を持って書ける資格がほしい人
- 資格の更新は大変だと思う人
【AFP資格】
- 仕事に活かせる資格が欲しい人
- 最新情報を常にアップデートしたい人
- 実務でどんどん知識を使いたい人
【FP技能士 1級/CFP®】
- 難関資格=スペシャリストとして働きたい人
- 国内だけで仕事するならFP1級のみでOK
- 海外も視野に入れるなら両方ほしいところ
3.最後に
冒頭でも少し触れましたが、私はFP2級とAFP資格の同時取得を目指すことにしました。
その理由はまた後日お話したいと思いますが、皆さまにとって、この記事の内容が少しでもお役に立てれば幸いです。
ECCビジネススクール
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