子どもの頃「サンタさんなんていないよ」と言ってくる友だちに「サンタさんはいるよ」と返し続けた話

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ハロウィンも終わって、世の中はだんだんクリスマスモードになってきましたね。

 

子育て真っ最中の友人たちは、子どもたちに何をあげるか、どうやってあげるか、いろいろ情報収集しながら準備を始めているようでした。素敵ですね。子どもたちが喜ぶ顔を想像するとわくわくしますね。

そういった話をする中で、「サンタさんを何歳まで信じていたか」という話になりました。

 

皆さんはいかがでしょうか?

 

懐かしいですねー。私は「今でも信じている」と言うのが答えですが……、あ、ちょっと、可哀想な人を見る目で見るのはやめてください。

もう少し続きを聞いてください。

 

幼稚園の年長さんになる頃には、大人びたと言いますか、達観していると言いますか、そういった子というものはいるもので、「今年はサンタさん何くれるかなー」などとつぶやけば、「サンタさんなんていないよ。サンタさんは親なんだから、パパかママに欲しいもの言えばいいんだよ!」とアドバイスをくれるのです。

 

さらには「年長にもなってまだサンタさんを信じているなんて子どもねー」と言われるのです。

 

……え???私たち子どもだよ???

 

まぁ、それはともかく、文字がかけるようになるようになってからは、欲しいものはスーパーのちらしの裏に書いて、仏壇に供え、クリスマス前には一生懸命拝んでいました。親にとってはわかりやすくていいですね。あ、でも、よく考えたら、サンタさんに伝わるから、欲しいもの書いたら仏壇に供えておきなさいと言ったのは母だったような気もするので、完全に誘導されていますね。

 

それにしても、サンタさんへの連絡手段が仏壇って……カオス……。

日本人……適当過ぎる。

 

そんなわけで、親や友だちからすれば、完全にサンタさんを信じきっている様子の私でしたが、何を隠そう、4歳くらいのときには、父と母が枕元にプレゼントを置いてくれる姿を目撃しておりました。

 

しかしながら、その様子を目撃したとしても、サンタさんがいないとは思いませんでした。

 

 

我が家に一番初めにサンタさんが来たのは、私が3歳のときだったかと記憶していますが、そのときのプレゼントはプラレールでした。

おもちゃ屋で見かけて「かっこいい!」とひとめぼれしたものの、男の子っぽい気がしてなかなかほしいと言えなかったのです。

 

それが、24日のクリスマスイブに眠って、起きたら、枕元に届いている!!

衝撃でしたね。

 

こんなことができるなんて、サンタさんはなんてすごいんだ!と思いました。

なので、次の年、父と母が枕元にプレゼントを置いてくれる姿を見たとき、サンタさんがいないとは思いませんでした。

もはや、二人のことが立派なサンタクロースに見え、翌日、起きたら両親には「サンタさんを見た」と言いました。

 

「サンタさんはいないよ。親だよ。」と言う友だちには

「(実際にプレゼントをおいたのが両親だったとしても)サンタさんはいるよ。」

と言うことにしました。

 

両親が注意深く見守っていてくれて、ほしいものを察してくれて、なおかつ、それを買って、眠るまで待っていてくれて、翌日、サンタさんが来たと喜ぶ私と一緒に喜んでくれる。

 

そんなことが毎年世界中の家庭で起きているということを考えると、もはや、奇跡。

 

今でも不思議なのです。

 

私はあいにく親になれていないので、まだ経験できていませんが、親になった友だちが自分の子どものためにサンタクロースになろうとしている。世代を超えて受け継がれている。

 

クリスマス商戦でしょうか。(笑)

 

それでも、サンタクロースがいるからこそ世界中の大人たちがサンタクロースの使者となり、子どもたちにプレゼントが届けられているのだと思います。

 

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